あづち図工室 まちのお仕事体験シリーズ 6月「めざせ!ぶんぼうぐデザイナー!」1日目レポート
「めざせ!ぶんぼうぐデザイナー!」第1回を開催しました
6月13日(土)、滋賀県近江八幡市安土町にある「RAKUICHI-らくいち」さんを会場に、あづち図工室のプログラム「めざせ!ぶんぼうぐデザイナー!」第1回を開催しました。

今回は、小学生2名と会場の方にもご参加いただき、子どもも大人も一緒に文房具について考える時間となりました。
はじめは、会場にあった遊びをきっかけに、子どもたちの気持ちが少しずつほぐれていきました。子どもたちにとって、場所に慣れ、気持ちがほぐれていく大切な時間だったように感じます。その後、自分が持ってきた文房具を見せ合うところから、少しずつ「ぶんぼうぐデザイナー」の活動が始まりました。
前半は、文房具に関するクイズを通して、「形や色には意味がある」ということを考えました。
たとえば、鉛筆はなぜ丸ではなく六角形が多いのか。色鉛筆はなぜ丸いものが多いのか。消しゴムやペンの形には、どんな工夫があるのか。
実際に鉛筆や色鉛筆を見比べながら、「転がると落ちて困るね」「色鉛筆は芯が太いね」など、子どもたち自身の気づきもたくさん出てきました。

鉛筆と色鉛筆の形を見比べました
その後、近くの文房具売り場へ見学に行きました。
お店には、かわいい文房具、小さな文房具、形や色に工夫のある文房具がたくさん並んでいます。


文房具売り場で、気になる商品を観察
子どもたちは、自分が気になった商品を選びながら、「なぜそれを選んだのか」を言葉にしていきました。ある子は、「ビーズの形のバリエーションが多いから、こっちがいい」と理由を話してくれました。自分が「いいな」と思った理由を考えることも、デザインの大切な入口です。



商品を見比べたり、質問したり。
見学の中では、「砂消しって何に使うんだろう?」という疑問も出てきました。お店の方に質問すると、ボールペンなどを消すときに使うことを教えていただきました。そこで実際に砂消しを購入し、会場に戻ってから、鉛筆とボールペンの線を消し比べてみました。
普通の消しゴムでは鉛筆は消えるけれど、ボールペンは消えません。砂消しを使うと、紙の表面を少し削るようにして消えていきます。子どもたちからは、「削れてる」「やりすぎると穴があきそう」といった気づきも生まれました。

後半は、自分のお気に入りの文房具をもとに、新しい文房具のアイデアを考えました。
赤いボールペンを選んだ子は、「書いたあとに手で触るとにじんでしまう」という困りごとから、にじまない赤ボールペンを考えました。さらに、ビーズを入れて、その日の気分で色を着せ替えられるような楽しい工夫も加えてくれました。


アイデアを具体化していきます。
ローラー付きの消しゴムを選んだ子は、鉛筆とローラー消しゴムが一体になった文房具を考えてくれました。かわいいうさぎのデザインも加わり、自分らしいアイデアになっていました。


イメージを膨らませながら、文房具の絵を描きます。
大人の参加者からは、なくさないために、自分から離れると音が鳴ったり、先が赤く光ったりするボールペンのアイデアも出ました。子どもも大人も一緒に、「もっとこうだったらいいな」を形にしていく時間となりました。


今回の活動を通して、文房具はただ使う道具ではなく、誰かの困りごとを助けたり、使う人の気持ちを楽しくしたりするものだと感じました。また、実際の文房具売り場を見学することで、子どもたちはたくさんの商品の工夫に出会い、それを自分のアイデアにつなげていました。
次回6月27日は、今回生まれたアイデアをもとに、企画書やPOP、簡単な試作品づくりに取り組みます。最後には、自分が考えた新しい文房具を人に伝えることにも挑戦していく予定です。
子どもたちのアイデアが、どのような形になっていくのか楽しみです。
