色水遊び&染色の素材試作してみます!バタフライピー&ゼニアオイ栽培
自然の素材を使って色遊びや染色をしてみたいなと以前から思っていました⭐️アサガオの花で色水を作る活動を小学一年生の授業でしたことがありますが、子どもは大喜びでした!自分で育てたアサガオの花で色ができる、色を自分で作り出せる経験はとても良いなと思っています。私は現在、農業修行期間中ですが、食に関わり、かつ鑑賞するものとしても美しい、いわゆる「エディブルフラワー(食用花」などの花にも注目してきました。その中で、ハーブティーにも活用可能なお花を試験栽培してみて、食品としての可能性とアート的な可能性を考えて行けたらと思い、本日「①バタフライピー」、「②」2品目の種まきを行いました🌸
①バタフライピー
こちらのタネは、やや大きくて縦横奥行5mm程度のものでした。
『フレッシュまたは乾燥花を利用してハーブティーにすると青色がとても綺麗なティーになり、東南アジアでは天然の食品着色料として米やデザート等に利用される』とのことです。野口種苗研究所より
50個ほど種まきをしてみました。しっかりと発芽しますように。
↑「molfon | 日本初バタフライピー専門ブランド」より
バタフライピーの色についてですが、上記のHPの写真ではとてもきれいな青色になっています。さらに、これが飲めるということがとても良いですね!
バタフライピーの色素「アントシアニン」が柑橘類のクエン酸と化学反応して、青から紫色に変化するようで、色の変化を楽しめて、自然素材で、そして飲めるというのがとても良いですね☆
バタフライピーの飲用ですが、アントシアニンによる抗酸化作用がある一方で、バタフライピーには子宮収縮作用や血小板凝固を抑制する作用があるとされているため、「妊娠中や生理中はバタフライピーティーの飲用を控えてください」とのことです。様々な効能をしっかりと知って、生活の中に取り入れていけたらいいですね☆
染色としてのバタフライピーですが、色水の青さがそのまま染め上がるということではなく、染め方によっても色合いが変わるみたいです。
バタフライピーの青色を取り入れた地域の取り組みとして、長浜の事例を見つけましたので、リンクを貼っておきます。とてもきれいな青色ですから、引っ張りだこの素材のようです。
『びわ湖 長濱ブルー』*バタフライピーを取り入れた商品開発の呼びかけ・連携の取り組み
②コモンマロウ/ゼニアオイ
こちらは、70粒ほど種まきを行いました。こちらのタネは、やや小さくで縦横奥行2mm程度のものでした。
『花はエディブルフラワーなのでサラダに使えます。また、多くはハーブティーとして利用され、お湯を注ぐと青色のハーブティーになります。』野口種苗研究所より
コモンマロウというのは、マロウの仲間といった広い総称のようで、数種類あり、その中で互いに似ているものとして、「ウスベニアオイ」「ゼニアオイ」の2種があるらしいです。
なにやら、道端にも生えているものらしくもしかすると安土町にも自生しているかもしれませんね。
栽培をしてみるゼニアオイですが、先ほどの注目されていた「バタフライピー」は映え系の感じで取り上げられていまが、ゼニアオイは渋めの園芸サイトの情報がある感じです⭐️
同じ、色味を出せてハーブティーとしても飲める両者ですが、ここまでの注目度の違いは何かが気になってきましたね。
バタフライピーの、「色の方が鮮やかだから」というのが大きな理由でしょうか。これはやってみないとわかりません。
また、「ゼニアオイ」の道端にはえているという「どこにでもある感」がブランド的なものとは相性がよくないのかもしれませんね。なんだかゼニアオイを応援したくなりますね笑
日本に自生しているのであれば、ゼニアオイの方は子どもたちの日常と距離感が近いですね。
こちらもよい色が出せるみたいです。
ゼニアオイは、生薬名があり、花を乾燥させたものを「錦葵花(きんきか)」、葉を乾燥させたものを「錦葵葉(きんきよう)」と呼ぶようです。
こちらも、アントシアニンなので柑橘系の果汁と反応して色の変化も楽しめるみたいです。レモン汁を加えるとピンク色へ。
染色については、染めることができるみたいですが、あまり情報はありません。住友化学園芸さんのHPに染めたものの写真がありました(下写真)。また、試してみますね☆
今回は、「バタフライピー」と「ゼニアオイ」の2種を栽培していくということでしたが、この2種だけでなく他の種も研究していきたいと思います。
ちなみに、理科の授業で酸性・アルカリ性を調べる試薬として使用されるムラサキキャベツ液も「アントシアニン」の色素の性質を利用したものです☆紫キャベツ染めもできそうですね。この色野菜、野草染めは自由研究などでされる方も多いですが、野菜、草木などと染色の関係はとても面白いですね!そんな、野草染色研究クラブも楽しそうです!